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卒業生の提案:〜自分を探究するWS〜
去年の秋あたりに学校に戻ってきてくれた2期の卒業生ふたりと話していて、以下のような会話がありました。
卒業生:先生〜、学校で後輩たちと話していると気になることがあるんですよね。皆、賢くなってきて知識も豊富な感じがする。これはとっても良い!でも何だか「この子どんな子なんだろう?」と思って話しかけてると「自分はこういうことに興味があって、こんなことをしたいんです!」ということを言いたいんだけど少し遠慮している。そう感じるんです。
私:そのようになている理由を挙げるとしたらどんなことがあるかな〜。
卒業生:やっぱり、自分でどんな人で何をしたいのかを、自分ごととして真剣に考える機会があるようでないのかも。だから、自分の思いを言語化することに躊躇しているのかもしれない。自分はたまたま開智日本橋にいる間に自分に向き合ってそれを言語化したり、友人とも完全にオープンに言いたいことを言い合ってたりしたけど、きっかけがないと難しいこともあるかも。
私:なるほど。この学校はお互いになんでも言いやすい文化を作ろうとしているけど、もっともっと機会があるといいということね。
〜こんな感じの会話をした後、冬休みの間に「先生、私たちで在校生のために『自分探し』のきっかけになるワークショップを作ろうと思うのですが、どうでしょう?」という提案がありました〜
ということで、先週、帰国した卒業生2人(ふたりともオーストラリアの大学に在学中)と趣旨に賛同した国内大学に通う卒業生、卒業間近で大学進学が決まった6年生の4人が講師役となり、第一弾の在校生向け(5年)ワークショップが行われたのでした。
テーマはシンプルに「自分は〜なひと」と言えるきっかけを作ろう、ということ。講師役の卒業生が「お互いにこういう問いを投げかけ合うと深く考えるきっかけになるよ!」と問いのネタ集を共有しつつ、在校生に寄り添って「コーチング」するワークショップ。盛り上がった1時間半でした。
何よりも嬉しかったのが、卒業生が今の在校生の状況に問題意識を持ち、自ら提案してワークショップを企画、実行してくれたこと。しっかりリフレクションし、次はもう少し大きい規模で行う予定です。本当にありがたい卒業生たちです!