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2年生:富士山の麓で探究

中学2年生の2泊3日の「森のフィールドワーク(FW)」に同行して富士山の麓に来ています。このFWでは生徒たちは自然豊かな森に入り、そこで実際に感じたことを素材に探究活動します。インターネットからの情報は使わず自分の「感性」をフル活用しつつ疑問→仮説→検証→発表のサイクルで活動します。現地の専門家(ネイチャーガイド)10名の助けも借りて学びの広がりや深さも確保していきます。

このFWのもう一つの特徴は、生徒たちが自分で運営していくこと。委員長を中心にFWの目標(ビジョン)を明確にして学年の生徒、先生方に共有します。その目標に沿ってプログラムを作り、現場で運営もしていくのです。先生方はほとんど前に出ません。生徒が前に出て指示を出し、課題を見つけ、解決していくのです。開智日本橋では様々な行事があり、様々なタイプのリーダーたちが引っ張っていくのですが、今回のFWの委員長は自分の強い思いを持って行動で示すタイプ。周囲も自然に引っ張られ素晴らしいリーダーシップを発揮していました。

3日目の今日はグループで成果を発表する場。ネイチャーガイドさんが高い評価をしていたのは、コケと土壌の水分の関係を探究した班の発表。土壌の水分量を実際に計測して、そこに生えているコケの性質との関連性を比較検討していました。発表では生徒同士で質問、フィードバックもしあい、ガイドさんや先生も含めた学びの場になっていました。

私個人のこのFWでの目標は「できるだけたくさんの生徒にちょっかいを出して話すこと。」思った以上にみんな快く仲間に入れてくれて一緒に探究させてくれました。ほっこりした充実感の中、帰路についています。