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哲学対話の授業が書籍で紹介されました
岩波ジュニア新書の「質問する、問い返す ー主体的に学ぶということー」という本に
本校の土屋による、哲学対話の授業が紹介されました。
哲学対話とは、人によって解釈が変わったり、簡単に答えを出せないような問について
クラスメイトと一緒に議論する授業です。
https://www.kng.ed.jp/topics/school-event/%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%AF%BE%E8%A9%B1/
本の一部を紹介します。
哲学対話で繰り広げられているのは、単なるおしゃべりではなく、感情的な議論でもありません。
目の前で展開されている対話の”座標”に注意を払いつつ、必要な時に自らの意見を述べるには、
それなりのスキルが要求されます。
土屋さんによると、哲学対話に一定期間取り組んだ生徒には、自己を対象化できるメタ認知能力の
向上が見られるといいます。
メタ認知とは、第四章の学び合いでも触れましたが、自らの思考過程などを客観的に捉えられる
力を指します。
哲学対話を二年以上受講した中学生は、これまでになかった新しい状況や複雑な状況、
自分とは異なる多様な意見に対してオープンマインド(開かれた心)を持つ傾向が
現れることも、土屋さんらの研究から明らかになってきました。
子どもたちの感想を聞くと、それがよくわかります。「みんなが自分の意見を真剣に聞き、
うなずいてくれる。みんなが多様な考えを持っていることを知ると、
反論されてもいやじゃなくなってきた。」
引用:質問する、問い返す ー主体的に学ぶということー 岩波ジュニア新書
よろしければ実際に本を手に取ってみてください。