【1年生・理科1】謎の白い粉Xの正体

ねらい

物質の性質について学び、 その性質の違いから見た目では判別できない物質を区別し、説明できるようにする。

 

概要

教科書に載っている実験ではあるが、種類が砂糖、食塩、かたくり粉しかなく、見た目からの判別が容易なため、追加で2種類の白い粉を用意し、そのうちの1種類を謎の粉Xとし、その粉と物質はどれなのか性質の違いから特定させた。

課題:

白い粉Xは(砂糖、食塩、かたくり粉、クエン酸、重曹)のうちどれかである。

白い粉Xはどの物質か、特定しよう。

薬品:砂糖、食塩、かたくり粉、クエン酸、重曹、謎の粉X、石灰水

器具:試験管、試験管立て、薬さじ、集気びん、燃焼さじ、ガスバーナー、その他自分たちで考えた方法で使用する器具

その他:薬包紙、アルミニウムはく、マッチ、安全眼鏡


1時限目
生徒に砂糖、食塩、かたくり粉などの性質について問いかけ、性質の違いについて考えさせる。電子教材などを用いながら区別する実験方法について考えさせ、各班で教科書、便覧などを用いて実験計画を立てさせる。また、実験方法の根拠についても説明できるように考えさせた。

2時限目
ガスバーナーを用いて粉末を加熱する実験方法があるため、1時間分をガスバーナーの使い方の時間にし、1人1回以上は火をつけられるように指導した。

3時限目
生徒の立てた実験計画に実験上危険を伴う検証法がないか改めて確認し、実験を進めさせた。実験計画通りに実験が行えない班も少なくなく、実験の進め方、実験器具の使い方について、習熟させるためのまとまった時間(2~3コマ?)が必要だと感じた。

4時限目
全体での実験結果の共有、それぞれの班について確認していない方法がある班に対するフォロー。実験結果が異なる班が出た場合には両方とも板書し、どちらがより妥当な結果かを考えさせる。授業時間内に考察(レポート)を書く時間を設けて各班で話し合いながら考察を書かせた。

 

成果(ふりかえり)

全ての班で謎の白い粉X(クエン酸)の特定ができた。粉の手触り、匂いの違い、水への溶け方(溶けやすさや水溶液の色)、水溶液にBTB溶液やフェノールフタレイン溶液を数滴滴下することでの呈色の変化、加熱時の粉の変化(変化しないか、炭化するかなど変化の様子)などを表にまとめ、全ての粉の実験結果から比較させ、判断させた。4時限目には、実験結果を全体で共有し、結果の違いや性質の違いから考察させ、レポートにまとめさせた。

(渡邊崚)