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「知の理論(TOK)」展示会を開催しました

2月15日、本学園5階ホールにて、5年生(高校2年生)生徒による国際バカロレア(IB)教育課程のコア科目「知の理論(Theory of Knowledge: TOK)」の展示会を開催しました。

当日は、在校生や保護者の方々をはじめ、多くの来場者に足を運んでいただき、盛況のうちに終了しました。

この展示会では、生徒たちが4つのブースに分かれ、各自が選んだ概念的な問いに基づいたプレゼンテーションを行いました。

問いの例としては、

 

 

 

 

 

「知ることのできないものは存在するか?」

 

「確実性はどの程度達成できるのか?」

といった、知識それ自体を分析するものが挙げられます。単に、「科学的な知識だから確実生が高い」と断定せず、なぜそのように認められているのか、というように、知識の成立自体に疑問を持つ科目がTOKです。

 

生徒たちはこうした問いに対して、実社会での具体的な出来事を例に挙げて考察を深めました。

 

 

 

 

 

たとえば、科学的知識の確実性の限界、メディアによるプロパガンダの集団への影響、倫理観の違いによる知識の多様性についてなど、実社会で直面しうる問題にも関連づけられていました。

 

 

 

また、参加者の方々との発表後の質疑応答や、今回設けられた議論のスペースでの意見交換など、生徒と来場者が、知識の捉え方について互いに考えを深める貴重な機会を持てました

参加者の方々との発表後の質疑応答や、今回設けられた議論のスペースで意見交換など、生徒と来場者が、知識の捉え方について互いに考えを深める貴重な機会を持てました

生徒にとっては、自分の考えを他者に伝えることの難しさとその重要性を実感する有意義な時間となった展示会でした。今後も、何事も鵜呑みにせず、知識それ自体の成り立ちを批判的に探究し続ける姿勢を大切にしてほしいと思っています。