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中学1年生 磯のFWレポート
中学1年生(9期生)が9月13日より2泊3日で磯FWに行ってきました。
たっぷりと探究活動にそまる濃密な3日間です。
ここまで1年生は探究の探究サイクルの各ステップをワークショップ形式で学んできています。
「疑問」適切な問いとはどのようなものか
「仮説」論理的な仮説を導くにはどのようにするべきか
「検証」検証の計画や考察はどのように行うことが適切か
「発表」相手に伝わる発表とはどのようなものか その集大成として、初めてこれらを1つのサイクルとして全て行うのがこの磯FWです。
今回のFWでは「五感を使って感じたことに端を発する問いを設定する」「定量的に測る」ということがお題でした。
1日目は磯で楽しみながら生物を採集し、そこから疑問、仮説、検証計画をたてます。
サポートしてくださる東京海洋大学の学生のアドバイスを受けながら、何度も何度も練り直して質を上げていきます。
2日目は自分たちの立てた検証計画に基づき、様々な生物を対象に実験を行います。
うまくいかないこともありますが、データを多くとるために試行錯誤します。 その後、結果をまとめ、考察し、ポスターを作成します。
どんな考察ができるか多面的に結果を評価し、自分たちの結論に至ります。
3日目はついに発表です。
発表側としてだけではなく、聴衆としても良いフィードバックを意識するのでその目は真剣です。
この行事にはもう一つの目的があります。
それは本校が重視する「主体的な活動を通して成長する」という側面です。
立候補で決める実行委員は何ヶ月も前から入念な準備を行い、この行事を企画します。
しおりの作成、分単位の実行委員行動予定作成、探究のマニュアル作成など。
さらには「どのような伝え方をすれば誰もが気持ちよく活動できるのか」という細かいニュアンスの部分まで意識します。
今年度の実行委員が決めた目標は「学年1人1人が互いに認め高め合う磯のFW!」。
会議を重ね、常にこの目標に立ち返りながら自分たちの行事を作り上げていきます。
去年まで小学生だったとは思えない仕事ぶりには、本当に頭が下がります。
クラスや学年の一員としての結束、また個人としての成長を外から見ても感じられる3日間となりました。