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ボスニア・ヘルツェゴヴィナ交換交流レポート(随時更新)

現在本校4年生(高校1年生)が姉妹校提携を結んだサラエボ第3高校があるボスニア・ヘルツェゴヴィナへ交換交流の一環としてホームステイのため現地に滞在しています。

ここでは現地からの様子を写真とともに紹介します。

 

7月27日「ボスニア・ヘルツェゴヴィナに向けて出発!」

2月にHPでお知らせしたようにボスニアヘルツェゴビナのサラエボ第3高校と本校は姉妹校提携を結びましたが、この度記念すべき交換交流の第1回目としてホームステイのため4年生(高校1年生)13名の代表生徒が現地に向かいました。

いよいよ本格的に交流が開始になります。現地で積極的にコミュニケーションを取り、さらに交流を深めてほしいと思います。

7月29日「現地交流スタート!」

到着後、空港にてサラエボ第3高等学校の皆さんから盛大な歓迎を受け、現地交流がスタートしました。

その後各自ホームステイ先で一晩ゆっくりと休み、翌日からプログラムが始まりました。

初日は1990年代のボスニア内戦の様子を展示した博物館を見学し、平和の大切さを体感する大切な機会となりました。

7月31日「現地メディアに紹介されました!」

ボスニア・ヘルツェゴヴィナで現地交流真っただ中の本校4年生(高校1年生)ですが、この度本校生徒の交流が現地サラエボ市のHPに取り上げられました。ご確認ください。

8月1日「モスタルを訪問しました」

サラエボ第3高校の生徒たちと一緒にモスタルを訪問しました。
モスタルは景勝地でもあり、また、ボスニア内戦の際には激戦地でもあった場所です。
平和をかみしめることができる場所を訪れました。
現地での活動やホームステイを通じてサラエボ第3高校の生徒との友情を深めているようです。

8月2日「生徒より現地レポート」

生徒からボスニア体験記が送られてきました。
現地でのホームステイやアクティビティを楽しみつつ、平和の大切さを考えたり、心理について考えるプログラムを受けたり、多くの学びを重ねているようです。
以下生徒からの英文での体験記となります。
 

Today we visited Trebević, a mountain that provided a completely panoramic view of Sarajevo. The view was stunning, with Sarajevo’s urban skyline and traditional architecture visible.
The fact that the Trebević was so tall and that it provided a commanding view of Sarajevo made the mountain a coveted strategic point; it was often fought over for an advantage. Trebević was used by Serbs to shoot the buildings and the people below in Sarajevo, via artillery units.
It was here, on March 2nd, 1992, that the Bosnian War claimed its first victim, Ramo Biber, a security guard for the Sarajevo Cable Car. The first death to the War that went on to kill tens of thousands of innocent civilians. The view gave me mixed feelings: It was breathtaking, yet understanding and learning the history there gave me pensive sadness.
After visiting Trebević, we had lunch, and then had a lecture by Aida Tule, a Psychologist, who explained how the human ego works. The lecture talked about addiction and the unconscious and conscious mind, reaching to the crux of her argument related to hypnotherapy. “If you don’t understand yourself, you would not be able to regulate it properly, and it would do harm to you. Understanding yourself can be achieved by looking back at memories and learning from them.” It was an interesting how we can gain insight from our experiences — it reminded me of how important our experiences are, and it gave me a moment of reflection to ponder about my experiences here at Bosnia and Herzegovina.

8月3日「ボスニア・ヘルツェゴビナ日本大使館に招待されました」

在ボスニア・ヘルツェゴビナ日本国大使館 特命全権大使  杵渕 正巳様のご招待を受け、大使館と公邸で大使ご夫妻とのひと時を過ごす機会をいただきました。

公邸にもお招きいただき貴重で大切なひと時を過ごすことができました。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナと日本をつなぐ民間大使として13人の生徒が認識を深める機会となりました。

8月5日「ボスニアの歴史と現地の人々の温かさに触れました」

ボスニア留学6日目の今日は、サラエボから北西に位置するトラヴニク(Travnik)を訪問しました。
サラエボからはバスで向かい、バスの中ではダンスをして楽しんでいました。ボスニアの人たちの間ではとても音楽とダンスが好きなようで、片道3,4時間の長い道のりでしたが、その道中ずっとボスニアの人と共に歌い踊り、日本とは異なる文化を肌で感じました

トラヴニクに到着してまず初めに訪問したのは、トラヴニク城です。この城は中世に作られた軍事施設で、15世紀に作られたままの当時の姿を今に残しています。
石造りの要塞、塔、監獄といった構造物はとても見応えがあり、に昔の兵士が着用していた、伝統衣装も試着することが出来ました

続いてその後はトラヴニクの中心街を訪れました。
この街には18,19世紀頃に建てられた歴史ある建物がほとんどを占めており、歩くだけでも楽しめるエリアです。
なおトラヴニクには当時のユーゴスラビアの誇る、ノーベル文学賞受賞者、イヴォ・アンドリッチの生家があり、そこに開設された博物館にも訪れました。
昼食にはチェバプチチと呼ばれるバルカン風のケバブを食べました

味はもちろん、値段が4KM≒¥280円と、日本との違いを直に感じることのできる料理です。
昼食後にはグループごとの自由行動となり、自由に街中を散策しました。
その中でボスニアの人のフレンドリーさを感じることができ、初対面との人とも互いに楽しいひと時を過ごしました

その中でボスニアの人のフレンドリーさを感じることができ、初対面との人とも互いに楽しいひと時を過ごしました。
ボスニア人の方はとても友好的な人が多く、この街でもよくその特長を感じることができました。

8月6日「ヴィソコ市庁舎を表敬訪問しました。」

ヴィソコ市訪問の様子をお伝えします。
現地の子供たちの歌とダンスで歓待を受けた後に、市庁舎を訪問し市長との面会と歓迎を受けました。
本校生徒のボスニア訪問の様子は、テレビやラジオ、新聞でも報道されているとのことです。

8月7日「第1回サラエボ第3高校交流会を無事に終了しました」

10日間のホームステイと第3高校との交流を終え、サラエボ国際空港を出発しました。
各地で歓迎を受け、民間大使としての役割の一端を担うことができました。
何より、参加した生徒の皆さん一人一人が、ボスニアの人々の温かさや価値観に触れ、それを取り込み大きく成長できたことが成果だと思います。
 
【以下生徒からこの交換交流を終えた感想になります。ご一読ください。】
 
私はボスニアの人たちのあ たたかさ、優しさを改めて実感しました
ボスニアにはゲストを歓迎する素晴らしい文化がありボスニアにきてからホストファミリーは受け取りきれないくらいの優しさと愛情で私に接してくれています。しかし、日本人である私はホストファミリーからすすめられたりよそわれた食べ物を、いらないと思っていても断れず全て食べていました。
また、朝起きたら頭と喉が痛くて私はとても不安になりました。国で風邪をひくことがとても怖かったからです。
私にとって初めての海外ということもあり、すすめてくれている食べ物を断ることの出来ないことにストレスを感じていたのと、風邪気味という不安が襲いかかり、私は泣いてしまいました。
私が泣いている理由を知った私のホストファミリーも自分が悪いと言って泣いてしまいました。彼女は私に「気づいてあげられなくてごめんなさい。これから思ったことは正直に言って欲しい。ボスニア人はみんな自分の考えていることを全て言うんだよ。だから何でも私に言ってほしい。私はあなたの家族だから。」と言ってくれました。私はそれを聞いてホストファミリーからの大きな愛と私が楽しむことを1番に考えてくれているということを感じたと共にボスニアと日本の価値観の違いを感じることができました。私が「これからは思っていることを正直に言う。」と言うと彼女は腕を広げてくれました。私が彼女の胸に飛び込むと彼女は私に「volim te(I love you)」と言い、私は「ijatebe(I love you too)」と言いました。これは彼女に教えてもらったボスニアの言葉です。私達は抱き合ってお互いの愛を再確認しました。私は彼女のことが大好きです!
また、私が泣いている時のボスニアの人たちの対応のあたたかさに感動しました。みんな「everything is OK!」と言ってくれてとても安心しました。ボスニアにいると心が綺麗になる気がします。私はボスニアに住みたくなるくらいボスニアが大好きになりました