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【理科】DP生による校内科学博物館制作

 8月7日から9日の3日間で実施された、DPの理科の授業「科学協働プロジェクト」の様子をお伝えします。この授業は、実社会の問題について、生徒たちがこれまでに学んできた科学の知識や技術を活用して解決方法を追求していくという実習です。

 

 開智日本橋学園は、中高生の理科への興味・関心を幅広く引きだすこと、そして、日本の科学研究力の向上に貢献できる次世代を育てることに力を入れています。今年度の実習は、「科学コミュニケーション」をテーマに選びました。上野の国立科学博物館を探索し、博物館で学んできた展示のアイディアを活かして学校内に科学博物館を制作する、というプロジェクトを行いました。

1日目は、上野の国立科学博物館での校外学習です。科学的な知識を効果的に伝えるためにはどのような工夫があるのかを、来館者として実体験してきました。

 2日目・3日目は学内での実習です。展示品の制作を行いました。

 前日の博物館でたっぷりと五感に刺激を受けてきた生徒たちは、開智日本橋学園のコミュニティの人たちに、自分たちはどのようなポジティブな影響を与えられるかを考えはじめました。

 

 教員によるワークショップ型の授業を足掛かりに、班ごとに展示のコンセプトを決めていきました。「先人たちが残したさまざまなモノ・コトから影響を受けて、『感動』することが、豊かな未来を切り拓くための原動力になる」(出典:水嶋・高橋・山下『ビジュアル博物館学Basic』)といった先人たちの意見に共感した生徒たちは、自身の言葉でプロジェクトの意義を話し合っていました。

 科学コミュニケーションの方針が決まり、展示物の制作にとりかかっている様子です。理科室にある実験器具や模型を使っています。触れたり動かしたりできる展示にして来館者の興味を引きだしていきたい、という意向が多くの班にありました。

理科室で飼育している水草で光合成実験
地学の岩石標本でゲームをつくる

 開智日本橋学園の生徒・保護者、そしてご来校される皆さまからの反響が、生徒たちの次のチャレンジの原動力へとつながります。どうぞ、奮ってご来場ください!
※展示期間は9月上旬までを予定しております。