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【理科】研究を楽しむ
高校2,3年生向けの国際バカロレア教育プログラム(DP)の理科の授業の様子です。高校2年生が個人実験に取り組んでいます。DPは、文系志望の生徒でも、理科や数学を含めバランスよく各学問領域を学ぶプログラムです。本校は文理混合クラスとして生物を開講し、物理と化学については理系志望の生徒のための選択科目として開講しております。
理科の修了要件の一つに、一人1テーマの個人実験があります。筆記試験だけでは測りきれない思考力と問題解決力を育成し、レポートの形でアウトプットできる力をつけることを目的としています。
生徒たちは、自身が興味をもっている題材を選び、教員との相談のもと、研究テーマを決めていきました。写真では実際の生徒の実験テーマの例をご紹介しています。テーマが決まったあとは、以下の一連の研究のプロセスを各自が進めていきます。
・明らかにしたい問いの焦点をより具体的に絞ること
・設定した問いの解明のための実験装置を自分で考えて組み立てること
・慎重にかつ根気強く複数回にわたってデータを収集すること
・収集したデータを統計的に解析して何がどの程度言えるのかを示すこと
生徒たちは自分の好きなテーマで研究にチャレンジするという経験を通して、大きく成長しています。また、ほとんどの生徒が、理想の計画通りにはいかなくてモヤモヤしてしまう自分の心と向き合う経験をしています。クラスの仲間と互いに励ましあって、それぞれのプロジェクトを進める生徒たちの姿が頼もしいです。
「研究が楽しい」という生徒が一人でも多く育つように、開校からの10年も、その先も、開智日本橋学園は生徒が主体的に探究できる環境づくりに取り組んでいます。