コース選択(5・6年生)
私立系、国立文系、国立理系クラス
4年生までの基礎学習で得た知識とフィールドワークや学校生活の中で育んだ興味関心に基づき、将来の自己実現のために、進路に適したコースを選択します。
国立コースでは、各教科で抽象化能力を高め、多くの問題に当たる応用力を身に着けていきます。
理系コースでは、問題解法の吟味と問題演習を通じて、理数学科に進学するための素養を身に着けます。
私立コースでは、難関私立大がもとめる質と量ともに高度な情報を処理する力をはぐくみます。
5年生の後半からは徹底した進学指導を行います。放課後の特別講座や春夏冬の長期休暇中の特別講習や勉強合宿などを実施し、質の高い高等教育を実践している大学への進学を万全の体制でサポートします。放課後の質問教室なども開講し、日々の授業と自学自習を効果的に連関させることで、個々の状況にあった学力の成長を意図しております。
医学系クラス
医学系クラスは医者を目指す生徒のためのクラスです。勉強だけでなく、医学部入試に必要な小論文や面接の対策も早期から行います。医療に関する知識や問題意識を持つために、関心のあるテーマの新聞記事を切り取って自分の意見をまとめたスクラップブックをクラスメイトとともに作成します。
また、それらのトピックを用いて哲学対話を行ったり、小論文を書くなど、自分自身の意見を持ち、論理的に説明できるように指導していきます。長期休みには、医師体験や医療のボランティアに取り組み、医学部に進学した卒業生に講演に来てもらうなど、モチベーションを高める取り組みも行います。同じ目標を持ったクラスメイトはライバルではありますが、それぞれの目標を実現するために協力しながら互いに高め合うことができる環境を目指しています。
DP(ディプロマ・プログラム)クラス
DPクラスは、MYPプログラム(1~4年次)で修得した「生徒主体」「探究」の学びを高度に発展させる IB教育の集大成と位置付けています。
DPカリキュラムは学術的にも高度な内容で、世界統一基準の最終試験で求められる学力は相当に高いものです。当校では IBが求める知識、思考力、発信力、英語力などの基礎学力を MYPでじっくり身に付け、無理なく高度な DPに適応するための6年一貫カリキュラムを構成しています。
また、英語「で」学ぶ力を活かし、グループ3(社会科系科目)等も英語で履修することで、バイリンガルIBディプロマ修得を目指します。英語を指導言語とする科目は英語ネイティブ教員もしくはバイリンガル教員が担当します。
進路指導部長・数学科 池田 陽一
大学進学へ向けて充実した6年間を過ごします
「本校の進路部では「自己実現、社会貢献からの進路実現」という方針のもと、6年間をいくつかの段階にわけて進路・学習指導をしてします。中学1、2年では学習習慣を身に着けることに重きを置き、中学3年では「社会を知る」をスローガンに企業訪問や探究活動を行います。高校に入り4年生では「大学を知る」ため各分野から講師をお招きして進路講演会を行うなど文理分けの礎を作っていきます。5年生では「学部学科を知る」というコンセプトのもと、学校内外の活動を通して志望校、志望学部を決定していきます。本校ではこのように自分の将来像から逆算するというマクロの視点と今現在の興味関心からアプローチするミクロの視点から進路決定をしてまいります。また、5年次には、私立系、国立文系、国立理系、医学系、DPコース、6年次には志望校を意識して難関国立コース、難関私立コースなど各々の進路実現に適したコースに分かれて学習を行っていきます。このように自らの進路実現に向けて「6年かけてしっかりと熟成させていく」のが本校の進路指導の特徴です。」